新年を迎えて

                      新年を迎えて

 新年おめでとうございます.会員の皆様におかれましては,良き新年を迎えられたこととお慶び申し上げます.
2026年の干支は午年です.鴨川の上流に位置します上賀茂神社では毎年5月5日に「賀茂競馬(かもくらべうま)」
が行われています.これは,寛治7年(1093)に天下泰平と五穀豊穣を祈願するため宮中行事で行われていた”くらべ”
うまが上賀茂神社で行われるようになり今に至り,境内を勇壮に走る馬の姿を見ることができます.午(うま)は,
力強さや前進を意味し,まっすぐ進む姿からで目標達成や努力が実を結ぶ象徴とされます.当会も会員数,論文投
稿数の減少など厳しい状況に置かれていますが,今年1年会員の皆様の役に立つ新たな事業目標を立て,邁進してま
いりたいと思います.下記に今年の取り組みを紹介します.

1.2026年度からの新分科会組織編成で活動がスタート
 以前より取り組んできました分科会再編については,すでにホームページで紹介していますが,2026年度より13
の新しい組織体制で活動を行うことになりました.この分科会再編の目的の一つは,会員の方が当会の活動内容を
より理解し易く,参加し易いものにするということです.分科会活動を通して,ご自身の研究活動をより深めて頂
きたいと思います.後日会員の皆様には参加希望の分科会をお伺いする予定です.改めてアナウンスさせて頂きま
すので,今まで分科会活動に参加されていない方々も,是非ご自身の研究テーマに合う分科会を選択し,ディスカ
ッションの場を広げてください.

2.春秋大会のセッション構成が変更
 今春の大会より発表申込みを頂く際のセッション選択項目が変更になります.今まで講演特集を中心とした構成
になっていましたが,2026年度より新たな分科会組織のスタートを機に,一般講演の募集テーマは各分科会が設定
したセッションテーマを選択頂きます.講演特集に関係なく,ご自身の研究に沿った分科会テーマを選択すること
で,大会毎に発表のチャンスが得られます.また,今まで分科会単体で行っていた講演特集からSpecial Sessionと
いう形に変え,本Sessionでは分科会を横断するテーマや協会が取り上げるべきテーマを取り上げます.関係学協
会からも講師をお招きして,新しい切り口の講演を提供し,研究活動により一層のヒントを得て頂ける場を作りた
いと思います.

3.韓国粉末冶金協会(Korean Powder Metallurgy & Materials Institute (KPMI))との交流
韓国KPMIと当会との間で,粉末冶金の科学技術の情報交換を行うため,毎年シンポジウムを交互開催すること
になりました.昨年10月27日に韓国済州島で1st JSPM-KPMI Joint Symposiumが開催されました.両国から各3件
ずつ合計6件の講演が行われ,当会からは2024年度に論文賞を受賞された3名の方に講演をいただきました.今年は,
当会の春季大会で2nd JSPM-KPMI Symposiumを行う予定です.韓国からも講演者を招いて,交流を図りたいと思
いますので,多くの方のご参加をお待ちしています.

4.粉末冶金講座の内容をアップデート
 今年も粉末冶金講座を開設します.2026年度の講座は,入門から実用へと段階的に学んで頂く構成は変わりませ
んが,過去の参加者の声を反映し,より皆さんが求められている内容を取りあげ,より理解を深めて頂けるものに
したいと思います.
 企業における社員教育として,粉末冶金に新しく携われる方,改めて基礎的事項を勉強したい方を初め,営業や
事務担当者の方も聴講頂けます.最近では学生の聴講者もあり,大学での学生の教育の一環としてご利用ください.

その他様々な協会活性化策を押し進めてまいりたいと思いますので,本年もよろしくお願いします.
                                              (井上羊子)

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