第2回粉末冶金実用講座(2020.04.08)

 第2回粉末冶金実用講座   <基礎講座以外の材料についての解説および最新技術の解説>

日 時:2020年11月27日(金)10:00~17:20
会 場:京都工芸繊維大学 60周年記念館(京都市左京区松ヶ崎橋上町1)

参加申込締切:2020年11月6日(金)

定 員:100名
参加費:会   員  1 名  15,000 円(正会員,特別会員,協賛団体会員)
    学  生 会 員  1 名  5,000 円
    非 会 員  1 名  30,000 円
    学生非会員  1 名  10,000 円

協 賛:日本粉末冶金工業会,軽金属学会,自動車技術会,素形材センター,ダイヤモンド工業協会,
    タングステン・モリブデン工業会,電子情報技術産業協会,ニューセラミックス懇話会,日本機械学会,
    日本金属学会,日本機械工具工業会,日本材料学会,日本セラミックス協会,日本塑性加工学会,
    日本鉄鋼協会,日本トライボロジー学会,日本ファインセラミックス協会

プログラム:
 (10:00~11:30)
   1.磁性材料 “パワーエレクトロニクスを支えるキーマテリアル”                TDK(株) 大 澤 明 弘
               休憩
 (11:40~13:10)
   2.硬質材料 “切削工具用硬質材料に求められる特性,およびその製造・管理法”     三菱マテリアル(株) 白 瀬 文 一
               休憩
 (14:10~15:40)
   3.電子材料 “小型大容量積層セラミックコンデンサ用誘電体材料の固相合成技術とその応用”  太陽誘電(株) 川 村 知 栄
               休憩
 (15:50~17:20)
   4.最新の粉末冶金技術 “金属積層造形技術~実用編~”                    近畿大学 京 極 秀 樹

講座修了証:各講座終了後受講者にお渡し致します.
申込方法:申込用紙に受講希望講座名に〇をつけてください.同時に複数講座お申込み頂けます.
     連絡先等必要事項をご記入のうえ下記事務局宛 FAX 又はE-mail でお送り下さい.
     参加費は現金書留または下記宛に開催日迄にご送金下さい.
申込先:〒606-0805 京都市左京区下鴨森本町 15 生研内
      一般社団法人 粉体粉末冶金協会
      電 話:075(721)3650    FAX:075(721)3653
      E-mail:info(atto)jspm.or.jp
振込先:郵便振替口座番号 01040-2-3073
    銀行口座 ゆうちょ銀行 一〇キュウ店(イチゼロキュウ店) 当座 No. 0003073
         三菱UFJ銀行 出町支店  普通 No. 0008569
         みずほ銀行 出町支店     普通 No. 1005761

講演概要:
 1.磁性材料 “パワーエレクトロニクスを支えるキーマテリアル”
                                     TDK(株)  大澤 明弘

 身近に利用される磁性材料としてハード磁性材料(硬磁性体)とソフト磁性材料(軟磁性体)が存在する.
ハード磁性材料はモータやジェネレータ等に使用され,ソフト磁性材料はインダクタやトランス等に使用され
る.これらはパワーエレクトロニクス社会を根底から支えるキーマテリアルであり,多くの企業で開発が進め
られている.そして磁性材料の多くは粉末冶金プロセスを利用して製造されているため,磁性材料開発には粉
末冶金の知識が必要不可欠である.
 本講では,磁性材料の物理の基礎を説明し,ハード磁性材料とソフト磁性材料の材料設計指針の違いについ
て説明する.次いで,ハード磁性材料である xEV 用モータ向けNdFeB 磁石の製造プロセスと,ソフト磁性材
料である高周波トランス向け MnZn フェライトの製造プロセスを説明し,その磁気特性が粉末冶金プロセスと
密接に関連していることを説明する.

 2.硬質材料 “切削工具用硬質材料に求められる特性,およびその製造・管理法”
                                  三菱マテリアル(株)  白瀬 文一

 各種材料を加工する切削工具の刃先に使用される硬質材料には,被加工材との機械的なこすりによる摩耗に
耐えられる硬さ,切削時に発生する高熱に耐えられる化学的安定性,ならびに機械的・熱的衝撃と負荷に耐え
られる靭性と強度などが要求される.主な切削工具の硬質材料には,粉末冶金技術により製造される超硬合金,
サーメット,セラミックス,およびこれらにセラミックス被膜をコーティングしたコーティング材料,さらに
超高圧技術により製造されるダイヤモンドや立方晶窒化ホウ素などがあり,用途に応じて各材料が有する特性
を最大限に発揮するよう使い分けされている.
 本講ではこれら硬質材料のうち超硬合金,被覆超硬合金およびサーメットを取り上げ,その特性,および製
造・管理方法について講じるとともに,切削工具としての使用事例について解説し,また最近の技術動向につ
いても紹介する.

 3.電子材料 “小型大容量積層セラミックコンデンサ用誘電体材料の固相合成技術とその応用”
                                    太陽誘電(株)  川村 知栄

 近年の電子機器の小型化,高機能化の進展に伴い,積層セラミックコンデンサも,小型化,高容量化が強く
求められてきた.現在では,誘電体一層の厚みは,1μm以下まで薄層化が進んでいる.薄層化を達成するため
には誘電体材料BaTiO3の微粒子化が求められる.一般的には,微粒子を得るには液相法が有利で,固相法は,
プロセスは安価で大量生産に向いているが,微粒子を得るには不利といわれてきた.しかし,近年のTiO2,
BaCO3原料の微細化や,混合分散,仮焼といったプロセス技術の進展により,固相法でも液相法に匹敵する粉
体物性のBaTiO3が得られるようになった.本講演では,固相法の反応メカニズムに基づいた,数十ナノレベル
の微粒子BaTiO3合成や,反応促進に効果のあるメカノケミカル反応などの合成技術について紹介する.さらに,
本技術の応用例として,リチウムイオン二次電池の負極材料であるチタン酸リチウムや,全固体電池の固体電
解質セラミック材料などの微粒子合成にも触れる.

 4.最新の粉末冶金技術 “金属積層造形技術~実用編~”
                                      近畿大学  京極 秀樹

 金属積層造形技術は,従来の加工法では難しい三次元形状の製品を製造できることなどから,航空宇宙分野
やエネルギー・産業機器分野などにおいて重要な加工技術として認識されてきた.本講演では,ASTM F42委
員会により分類されたカテゴリーのうち,金属材料に利用される粉末床溶融(パウダーベッド),指向性エネ
ルギー堆積(デポジション)及び結合剤噴射(バインダジェッティング)方式について紹介する.特に,パウ
ダーベッド方式における積層造形技術を中心に理解を深めて頂くために,溶融凝固現象と欠陥発生の原因と併
せてシミュレーションによる溶融凝固現象の予測及び熱変形シミュレーションによる変形予測について述べる
とともに,金属積層造形において最適造形条件を求めるために重要なプロセスマップの作成方法およびAM技術
による設計法DfAM(Design for Additive Manufacturing)についても紹介する.さらに,最新の装置開発の現
状と課題ならびに金属積層造形技術の今後の展開についても述べる.

 

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