粉末冶金基礎講座(2019.01.08)

 粉末冶金基礎講座   <入門講座からさらに具体的な内容説明>

日 時:2019年11月28日(木)10:00~17:20
会 場:京都工芸繊維大学 60周年記念館(京都市左京区松ヶ崎橋上町1)

参加申込締切:2019年11月7日(金)

定 員:100名
参加費:会   員  1 名  15,000 円(正会員,特別会員,協賛団体会員)
    学  生 会 員  1 名  5,000 円
    非 会 員  1 名  30,000 円
    学生非会員  1 名  10,000 円

協 賛:日本粉末冶金工業会,軽金属学会,自動車技術会,素形材センター,ダイヤモンド工業協会,
    タングステン・モリブデン工業会,電子情報技術産業協会,ニューセラミックス懇話会,日本機械学会,
    日本金属学会,日本機械工具工業会,日本材料学会,日本セラミックス協会,日本塑性加工学会,
    日本鉄鋼協会,日本トライボロジー学会,日本ファインセラミックス協会

プログラム:
 (10:00~11:30)
   1.粉末合成から混合まで                          筑波大学 鈴 木 義 和
               休憩
 (11:40~13:10)
   2.成形及び焼結                              九州大学 三 浦 秀 士
               休憩
 (14:10~15:40)
   3.粉末と焼結体の評価技術                     JFEスチール(株) 芦 塚 康 佑
               休憩
 (15:50~17:20)
   4.焼結部品とその製造設備                       (株)ダイヤメット 田 村 佳 樹

講座修了証:各講座終了後受講者にお渡し致します.
申込方法:申込用紙に受講希望講座名に〇をつけてください.同時に複数講座お申込み頂けます.
     連絡先等必要事項をご記入のうえ下記事務局宛 FAX 又はE-mail でお送り下さい.
     参加費は現金書留または下記宛に開催日迄にご送金下さい.
申込先:〒606-0805 京都市左京区下鴨森本町 15 生研内
      一般社団法人 粉体粉末冶金協会
      電 話:075(721)3650    FAX:075(721)3653
      E-mail:info(atto)jspm.or.jp
振込先:郵便振替口座番号 01040-2-3073
    銀行口座 ゆうちょ銀行 一〇キュウ店(イチゼロキュウ店) 当座 No. 0003073
         三菱UFJ銀行 出町支店  普通 No. 0008569
         みずほ銀行 出町支店     普通 No. 1005761

講演概要:
 1.粉末合成から混合まで
                                    筑波大学  鈴木 義和

 粉末を成形固化してバルク体を作製する「粉末冶金」の成功の鍵は,「どこまで対象とする粉末を知り尽くす
ことができるか」,にかかっている.成形法や焼結法の格段の進歩に伴い,これまでは焼結できなかった粉末も
力技で焼結できるようになって来たが,より効率良く,より再現性良く,より低コストにという要望を満たすた
めには,やはり原料粉末の段階に立ち返ってプロセス全体を十分に検討する必要があると言える.
 本講演では,無機および金属粉末を中心に,粉末合成から混合までを中心に, その方法やコツ等を具体的かつ
詳しく解説する.また,市販の粉末を取り扱う場合の注意点や勘所についても具体的に説明する.「A社の粉末な
ら焼けるのに,B社の粉末では焼けない」,「粉末のロットが変わると焼けなくなった」,「季節変動が大きい」
などの日々の悩みの解決に本講演がお役に立てれば幸いである.

 2.成形及び焼結
                                    九州大学  三浦 秀士

 粉末冶金とは,大きさ,形状および充填状態などの特定の性質を有する金属粉末を原料とし,成形及び焼結
により強固で寸法精度が良く高性能を有する形状のものに変える技術である.技術的には従来からの粉末を金型
に充填しプレスにより常温で加圧成形後,焼結するという手法から,加圧と加熱を同時に行うホットプレスの登
場以来,今日まで様々な成形・焼結方法が研究開発されている.とくに1950年以降の技術開発は著しいものが
あり,50年代に米国での熱間等方圧成形法(HIP)の登場に始まり,60年代ではやはり米国で粉末鍛造法が現れ,
70年代に至ってはメカニカルアロイング法(米国)や噴霧成形法(英国)が開発された.さらに80年代ではバ
インダを用いた金属粉末射出成形法(米国)や急冷凝固粉末真密度固化成形法(米国),そして90年代ではパル
ス通電加圧焼結法(日本)や最近の粉末積層3D造形法(米国)など,挙げたら枚挙にいとまがないほど斬新で
効果的な成形・焼結法が生まれている.
 本講では,それらの成形及び焼結に関する基礎的事項について詳述する.

 3.粉末と焼結体の評価技術
                                JFEスチール(株)  芦塚 康佑

 粉末冶金の適用例として,機械部品や自動車部品を製造するような一般的な例では,原料である鉄系の金属
粉末をプレス成形して成形体(圧粉体)を作製し,1100~1250℃程度でRXガス雰囲気あるいはN2(-H2)雰囲気
などで焼結して焼結体として使われるか,もしくは必要に応じてさらに浸炭・焼入れ・焼き戻しの熱処理を行っ
て熱処理体として使われる.
 本講では,原料の金属粉末およびその焼結体や熱処理体の評価方法について,基礎的な事項を概説する.金
属粉末一般の粉体特性の評価については,見掛密度,流動度,粒度分布,粒子形状,流動性などを,圧粉体特性
の評価については,圧縮性,抜出力,ラトラー値などを,焼結体や熱処理体の評価については,引張特性,圧環
強さ,シャルピー衝撃値などを,評価・測定の際の注意点なども含めて解説する.

 4.焼結部品とその製造設備
                                (株)ダイヤメット   田村 佳樹

 粉末冶金法は,複雑形状品をニアネットシェイプ成形することが可能であり,経済性が良好であると言われ
ている.更に,複数の原料粉末を混合することにより,溶製材では作ることができない独自材料を設計すること
も可能である.現在,それらの特徴を活かし様々な分野で焼結部品が使用されている.
 焼結部品の製造工程は,「粉末混合」「成形」「焼結」が基本工程である.それらに加え,形状,物性など製品
個々の要求仕様により,製品価値を高めるための工程が適宜追加される.寸法精度を向上させる場合は,「サイ
ジング(再圧縮)」「機械加工」などが行われ,物性向上の場合は,主に「熱処理」が行われる.
 本講では,焼結部品の製品事例をはじめ,各工程に使用される一般的な製造設備について紹介する.

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