粉末冶金入門講座(2019.01.08)

 粉末冶金入門講座   <教科書のようなやさしい内容:粉末冶金に初めて接するような方にも分かり易い内容>

日 時:平成31年7月12日(金)10:00~17:20
会 場:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木神園町3-1)

参加申込締切:平成31年6月21日(金)

定 員:100名
参加費:会   員  1 名  15,000 円(正会員,特別会員,協賛団体会員)
    学  生 会 員  1 名  5,000 円
    非 会 員  1 名  30,000 円
    学生非会員  1 名  10,000 円

協 賛:日本粉末冶金工業会,軽金属学会,自動車技術会,素形材センター,ダイヤモンド工業協会,
    タングステン・モリブデン工業会,電子情報技術産業協会,ニューセラミックス懇話会,日本機械学会,
    日本金属学会,日本機械工具工業会,日本材料学会,日本セラミックス協会,日本塑性加工学会,
    日本鉄鋼協会,日本トライボロジー学会,日本ファインセラミックス協会

プログラム:
 (10:00~11:30)
   1.粉末冶金とは(語句説明,歴史,特徴など)                東北大学 松 原 秀 彰
               休憩
 (11:40~13:10)
   2.粉末冶金で作られる製品(粉末冶金製品や材料すべての概論)        大阪大学 近 藤 勝 義
               休憩
 (14:10~15:40)
   3.粉末冶金に必要な知識(材料学の基礎,状態図,結晶,拡散,格子欠陥など  京都大学 吉 村 一 良
               休憩
 (15:50~17:20)
   4.粉末冶金に使われる道具(混合,成形,焼結などの技術と機器)       九州大学 尾 﨑 由紀子

講座修了証:各講座終了後受講者にお渡し致します.
申込方法:申込用紙に受講希望講座名に〇をつけてください.同時に複数講座お申込み頂けます.
     連絡先等必要事項をご記入のうえ下記事務局宛 FAX 又はE-mail でお送り下さい.
     参加費は現金書留または下記宛に開催日迄にご送金下さい.
申込先:〒606-0805 京都市左京区下鴨森本町 15 生研内
      一般社団法人 粉体粉末冶金協会
      電 話:075(721)3650    FAX:075(721)3653
      E-mail:info(atto)jspm.or.jp
振込先:郵便振替口座番号 01040-2-3073
    銀行口座 ゆうちょ銀行 一〇キュウ店(イチゼロキュウ店) 当座 No. 0003073
         三菱UFJ銀行 出町支店  普通 No. 0008569
         みずほ銀行 出町支店     普通 No. 1005761

講演概要:
 1.粉末冶金とは(語句説明,歴史,特徴など)
                                    東北大学  松原 秀彰

 粉末冶金について,初心者にもできるだけ分かりやすい講義を行う.まず,粉末冶金に使われる主要な語句
を説明する.例えば,粉末,粒子,混合,成形,充填,焼成,焼結,加工などの専門用語についてごく初歩的な
説明を行う.次に,粉末冶金の歴史を述べる.ここでは,人類が古い時代から現代までに,どのようにして粉末
冶金に関連した技術を発展させてきたかを平易に述べる.例えば,太古の時代から行なわれている土器などにさ
かのぼって,その後に銅や鉄や陶器などのさまざまな材料や部品に発展した流れを理解する.そして最後には,
粉末冶金という技術の特徴を解説する.現代の工業において,材料や部品を粉末冶金で作ることが,他の技術
(例えば鋳造など)と比べてどのように有利であるのかを分かりやすく解説する.また,我が国の粉末冶金に関
係する技術が世界的にみてどのような位置づけにあるかについても触れる.

 2.粉末冶金で作られる製品(粉末冶金製品や材料すべての概論)
                                    大阪大学  近藤 勝義

 本講座では,出発原料となる金属粉末を圧縮成形および焼結固化することで得られる一般的な焼結製品をは
じめ,焼結体の更なる緻密化や高強度化を達成するための2次加工(熱間塑性加工や熱処理)を施した製品,さ
らには,射出成型プロセスにより作製する3次元複雑形状部品や三次元積層造形法(3Dプリンター技術)を用
いた粉末冶金製品などを対象に,それぞれの製造プロセスの特徴や用途,また焼結素材あるいは焼結製品の性能
や特徴について紹介する.さらに,粉末冶金製法の特徴の一つである粉末間に存在する空孔・空隙を利用した製
品や,金属粉末とセラミックス粒子からなる金属基複合材料について,それらの特性や用途などについても詳細
に説明し,「粉末冶金法や粉末冶金製品」について初めて学ぶ方が興味を持って理解頂けるような基礎的内容を
中心に講演する.

 3.粉末冶金に必要な知識(材料学の基礎,状態図,結晶,格子欠陥など)
                                    京都大学  吉村 一良
 
 材料学の基礎は,化学,材料工学などに根ざしている.その中でも,まず物質探索・合成・開発の基本は,
平衡状態図(相図)を如何に読み取るかにあり,また状態図を作成することもデータベースとして非常に重要で
ある.状態図の基礎は熱力学に立脚しているが,その基本を易しく講述する.さらに物質・材料の結晶構造決定
は,材料評価において非常に重要である.原子の拡散や格子欠陥などの知識も材料の合成やその機能性評価を行
う上での基本的かつ重要な事項である.そのような基本知識を基盤として材料評価を行った上で,材料の機能性
開発へと発展させることが,粉末冶金的材料学において非常に重要となる.本講演では,粉末冶金に必要な知識
として,状態図の成り立ちとその読み方,結晶の対称性と結晶構造の解析法,拡散など材料学の基礎について講
述する.

 4.粉末冶金に使われる道具(混合,成形,焼結などの技術と機器)
                                    九州大学  尾﨑由紀子

 粉末冶金製品は,基本的には各種の原料粉末を混ぜ合わせ(混合工程),型の中に充填して固め(成形工程),
熱を加えて(焼結工程)製品となる.この複数のプロセスで構成される製造工程は,初心者にとってわかりづら
いものとなっている.
 本講演では,粉末冶金製品の製造工程を受講者が順序良く直感的に理解できるように,各工程において粉末
原料が力や熱を受けることによって変化する現象を身短な例をとって定性的に解説する.あわせて,一連の工程
で変化する材料特性(粉体特性,成形体特性,および焼結対特性)の評価方法と評価に用いる器具や装置につい
ても紹介する.

 

Top